有給休暇をとってウェブしたり本読んだりしています。
で、とあるブログを見ていたところ、アスキーから独立したアスコムが、夜逃げをしたというニュースを見ました。業務をしている気配が全くないそうです。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/25/news056.html
ちなみに、「借りたカネはやっぱり返すな!」はこちらの出版社から出ています。以下、アマゾンの書籍紹介より抜粋します。
前著『借りたカネは返すな!』の出版から約5年。
当時は「債権者は王様、債務者は奴隷」「返せなければ目ン玉売れ、臓器を売れ」が現実でしたが、時代は変わりました。
債務圧縮ノウハウの普及、法改正などにより、債務者の立場が強くなったのです。
たかがおカネのことが原因で、自殺なんて考えてはいけません。
夜逃げしたり、自己破産をしたり、子どもの進学をあきらたりする必要はありません。
あなたの決意次第で、債務は合法的に圧縮できます。しかも前より簡単にできます。知恵と勇気を振り絞れば、必ず個人も会社も再生できるのです。
前著より凄みを増した本書のノウハウで、明るい未来を築いてください。
よく言われることですが、他人の間違いを指摘したり解決策を教えることはできても、いざ自分がその状況に陥ると対処できない場合が多いようです。
2月 2008 からの投稿
2008年2月29日
アスコムが夜逃げ?
2008年2月28日
DVD無料プレゼントにみるマーケティングの妙
来月、フォトリーディングのセミナーをうけることにしました。
「あなたもいままでの10倍速く本が読める」を読んで予習していたところ、この本の購読者にDVDの無料プレゼントを行っていることがわかりました。下のページでISBN番号を入力すると送られてきます。
https://www.lskk.jp/book/book01.php
ISBNなんてAmazonで調べればすぐ出てくるし、応募者が本当に購入したかどうか確認するすべもないので、たくさん応募されてきたら出費がかさむかなと一瞬思いましたが、そうでもなさそうです。私もとある製品の製品化作業に関わった関係でDVDの原価もだいたいわかるのですが、メディアの原価としては数百円がいいとこです。郵送費を入れても500円程度でおつりが来ると思われます。
さて、このおまけDVDと付属のお便りでは、二種類の商材が宣伝されています。受講料10万円の二日間集中セミナーと、5万円のe-Learningテキストです。お気付きのとおり二つとも原価がほとんど無く、売り上げがほぼ粗利の製品です。もしDVDを100人に送って、安いほうのe-Learningテキストを一人でも購入すれば、DVD費用は回収できてしまうわけです。セミナーなら200人に一人。1%以上の勝率があれば儲かるわけで、販促ツールとしてはいい筋しているのではないでしょうか。
この手法がうまいのは、「無料」という言葉。とりあえずタダなんだからみてみるかという気持ちにさせます。また、DVDを希望した人は自ら応募という行動に移したことで、送られてきたDVDを見る確率が高いと思われます。広告はみられてなんぼです。視聴数÷配布数を視聴率として考えたとき、DVDが本のおまけとしてついてきたときよりも、街角でティッシュもように配るよりも効率的な販促ツールの配布の仕方のように思えます。
あとは、潜在顧客のデータがとれることもメリットです。例えば1月に応募してきた人にはAというメッセージを送り、2月に応募してきた人にはBというメッセージを送る。それなりの応募者がいれば一種のランダムテストのようになり、AとBのメッセージでそれぞれ何%の人が応募してきたか、つまりどちらのメッセージのほうが訴求できるのかを判断することができます。このような消費者データは、流通を通す書籍の売り方では得られないため、非常に有益です。正解はお客に聞け、です。
DVDと一緒についてくるお便りも、お客の心をくすぐるようなつくりになっています。ここらへんは、神田昌典氏の「もっとあなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をトリコにする」の手法がそのまま使われています。
2008年2月26日
結局バイトは雇うべきなのか?
昨日の夜に、山田真哉氏の食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉と「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書)の二冊を一気読みしました。
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)の印象と、公認会計士が書く本ということで、一般的に難しいといわれる会計の概念を簡単に説明する本だと思っていたのですが、これがなかなかいいビジネス書です。
上巻では会計的な見地からラーメン屋が食い逃げ防止のためにバイトを雇うことを否定しておきながら、下巻では非会計的な視点でこの考えをひっくり返す手並みの鮮やかさ。数字の強みを理解しているがゆえに、間違えた数字の使い方に警鐘をならしています。
数字は言葉と違い、誰にとっても同じように意味が捉えられます。1は誰にとっても1なわけです。ただ、それが故に私たちの判断を狂わせ、行動範囲を縛っているとしたら?ある宝くじ売り場で過去に当たりが12個出たとして、次にこの売り場で自分が当たりをひく確率は、他の売り場で買うのと変わりません。数字も正しく使われて始めて威力を発揮するわけです。
この内容、ITバブルにも通じる物がありますね。一昔前、ITによって世の中の全ての情報が集約・伝達の効率化がすすみ、中間管理職は必要なくなるといわれていました。ベンチャーキャピタリストがITというキーワードだけでお金を湯水のようにつぎ込んだ挙句、結果はご存じの通りバブルは弾けて強者共が夢の跡。ITが世の中を変革するのは幻想だったのか?ところがグロバーライゼーションがどんどん進むにつれ、ITを駆使している会社とそうでない会社で大きな差がついています。IT自体に問題はなく、使い方・捉え方が間違っていたのでしょう。
数字を使うのがうまいということは、計算が早いなど数字に強いだけではない。数字が万能だという思いこみを捨て、数字の限界を踏まえた上で使えば、これほど価値のある概念はないのですから。
2008年2月24日
携帯の寿命がきた
まだ買ってから二年もしないN901iですが、最近ノイズ干渉がすごいことになっています。かろうじてこちらからは聞こえるけど、話し相手には全く聞こえないみたい。
そもそも電話なんて嫌いなのでめったにかけないし、だから発覚も遅れたわけですが。待ち合わせのときに全然通じないのは論外、そもそも持ち合わせている意味がないので、残念ながら買い替えの時期ということなのでしょう。
最近はベーシックなりバリューなりと料金体系もよくわからなくなってきていますが、705あたりでも買っておこうかなと思います。正直、メール受信機と目覚ましなんであんまり高いのはいらないのですが。
2008年2月21日
XBRLって結局どうなの?
3月17日から金融庁主導の下、EDINETでXBRL形式の財務報告が義務化されるようですね。とりあえず身近なところからということで、地下鉄のつり革で今週号の週刊ダイヤモンドのXBRL特集をやっていることを知り、早速立ち読み。
東証のページ: http://www.tse.or.jp/rules/td/xbrl/index.html
@ITの記事: http://www.atmarkit.co.jp/news/200708/01/xbrl.html
磯崎氏のブログ: http://www.tez.com/blog/archives/000684.html
関連ツールを提供している方のブログ: http://g2s.livedoor.biz/archives/51000116.html
SECが提供しているウェブ分析ツール: http://209.234.225.154/viewer/home/
このXBRL、個人的には大きな興味を持っている分野でして、財務諸表という莫大のデータが、メタデータで提供されているというところは非常にITエンジニアとして食指が動く部分ではあります。以前紹介したベンフォードの法則でのデータ窮鼠をしたかの検証も、機械的にできそうですし。
マーケティングで顧客満足度調査をすると使った経験からわかったのですが、重回帰分析にしろなんにしろ、最近のマシンパワーを考えれば、数値の分析なんてすぐにできます。すぐと言ってしまうと語弊があるかもしれませんが、一番大変なのはインプットするデータの集め方と標準化。ここが機械の弱いところでして、人の手が入りやすく、その分ボトルネックになる部分です。(ま、Google見る限り無理ではありませんが、自分でGoogle作るのが効率的だとはいえません。)XBRLは義務として国が指定したフォーマットで提出と決まっていますので、標準化という重い課題を簡単に乗り越えることができるメリットがあるわけです。最近の会計本でも、財務諸表は単体で見るな、同業他社と比較しろ、時系列で見ろとよく言われていますが、一度数値をとりこんでしまったら後はこっちのもの。あとは機械が得意な分野なので簡単に分析ができると。
そんなわけで週刊ダイヤモンドの特集を期待して読んではみたのですが、私が考える技術的な深みというのはありませんでした。ページ数も7枚と決して多くはなく、また対象読者が投資家で必ずしもITバックグラウンドがあるとは言えないためか、HTMLとXMLの違いから説明するわけで、いまいちどんな仕様なのかがわかりません。勝間氏の本にも、減価償却に定額制か定率性を使っているかなどの重要な情報は注釈に書かれているとあったので、そこらへんの扱いもぜひ知りたかったのですが。
そんなことでもやもやしているうちにどうしても知りたくなって、セブンアンドワイで「インターネット財務情報システム―XML技術とXBRLデータ標準を用いた」なんて書籍を購入しちゃってました。書籍の購入に本を読むスピードが追いつきません。ruby-xbrlというRubyのXBRLライブラリ(というか単なるXML用?)があるんだけど、こちらも試す時間がありません。せめてPHPにしてくれれば。
しかし何故かXBRLはウェブの世界では全然盛り上がってませんね。琴線に触れないのか、あまり規格がよくないのか。