3月 2008 からの投稿

2008年3月31日

明日から新しい職場

明日から新しい職場です。
前の会社には新卒で入って五年ほどお世話になりましたが、働くのが憂鬱で入社してから一ヶ月は睡眠時間が毎日二時間になってしまいさらに精神が不安定化するという悪循環に、非常に苦しい思いをしました。しかし人間として成長したのか、落ち着きをもって明日を迎えられそうです。
今日はそのやる気をさらに向上させるために、トリンプの元社長吉越氏が書いた本、「デッドライン仕事術」を読みました。
この社長、非常にユニークかつ敏腕で有名であり、18時半以降の残業を禁止するというルールを全社的に展開し、19期連続の増収増益を達成したそうです。
読んだ感想ですが、まず吉越氏の考え方、「仕事のアウトプット=能力×時間×効率」というのが非常にしっくりきました。効率を上げれば、時間(=残業)を使わなくても同じ成果が得られるわけですし、さらに浮いた時間で自分の能力を伸ばす学習もできる。合理的な考えです。
日本のホワイトカラーの能力は十分高いと思いますが、その一方で残業もすごく多い。効率という観点からはあまりよくないと言われています。そこで吉越氏は、まず日本人の仕事の仕方が「効率が悪いから残業が長い」という問題に対処する方法として、残業を強制的になくすことによって、結果的に効率があがるという発想の転換をしました。
普通だと「効率を良くして残業を少なくする」なのですが、これだと今までの取り組みとさして変わらず、期待できる効果も限定的になります。誰も好き好んで残業をしているわけではないのに、惰性でついつい残業してしまうのが人の弱さというもの。気をつけるという言葉はなにも生み出しません。
しかし、ここで就業期間の終わりを強制的に決めればどうか。社員はそれまでの期間に全て終わらせなければいけないので、前がかりに仕事を片付けようとするでしょう。限られた期間に今までと同じ結果を出そうとすれば、それだけ時間的な時間を使わなければならず、効率も上がるというわけです。
この方法がうまくいくのはもう一個条件があって、スケジュールの単位が完全に一日で区切ってあること。その日になにをやるかがブレークダウンされているので、なにをどこまでやるかという判断で迷わなくてすみますし、まだこの仕事の締め切りが先だから手をつけなくてもいいや、という考えが出なくなります。明日楽をするために今日片付けておくかというような、前がかりで仕事をするインセンティブが働くからです。ここらへんは、エリヤフ・ゴールドラッドのクリティカル・チェーンを思い出しました。
この本は、自分の仕事の仕方を考え直すいいきっかけをくれました。残業なしでアウトプットを出すためには効率をあげろ、結果さえ出せば文句は言われない。自分に対してもプレッシャーはかかるけど、やる価値があるわけですから。

2008年3月29日

河野太郎氏のブログはおもしろい

前に書いた地頭力の説明、どうも文章の整理が進まず。書いている途中のを読み直すと、いろいろなところが気になってきてしまうわけです。やはり勢いで書き上げるようにしないといけませんね。まあ、気が向いたときにやります。
話は変わって、注目しているサイトの紹介です。
私は政治家のメルマガやブログって読まないんですが、週刊!木村剛で紹介されている河野太郎氏のブログを読んでみたところ、なかなかおもしろいので紹介します。改革路線というのが、私の考え方にフィットするのかもしれませんけど、政治への意欲が伝わってくる、読んでいてなかなか気持ちのいい文書です。

怪文書「素朴な疑問」: http://www.taro.org/blog/index.php/archives/820

最近は年金に日銀総裁に道路暫定税率失効など政治がばたついていますが、官僚政治も原因の一翼を担っていることを考えれば、公務員制度にもメスを入れていかなければいけません。
一番気になるのは優秀な人材が集まるかですね。キャリア制度廃止反対派は、モデルパスを示すことで安心して働くことができる環境ができ、優秀な人材をつなぎとめることができるという主張のようですが、これは逆なのではないでしょうか。優秀な人なら他にもっと稼げる場所がある一方、そうじゃない人は意地でも組織にかじりつこうとするでしょう。がんばって働いても適当に働いても扱いが変わらないのなら、モラルハザードが発生するのは目に見えてます。自分を評価をするのが組織である以上、常に組織をみて行動するでしょうし、その結果が国の不利益に繋がることでも自分の懐は痛まない。
一部の企業は年功序列のままでもうまくいってるので、年功序列というシステム自体が必ずしも悪だと言うつもりはありません。が、あきらかに自浄作用を欠いている以上、さっさと制度を改革して欲しいものです。

2008年3月25日

自分の強みを持つことが地頭力を向上させる

地頭力を向上させるには、まず自分の『強み』を作ることにある。
最近、地頭力という言葉をよく聞くようになりました。先週号の東洋経済にも特集が組まれているほどの人気ぶりです。この地頭力の概念ですが、それほど難しいものではありません。
私が理解している範囲で説明しますと、一般に頭がいいと呼ばれる人の属性は、数字に強い、記憶力がいい、話がうまい、などいろいろな種類があります。その中で、地頭力はその人の考える力を示しているものです。
未知の問題に対して、臆することなく取り組んでいける能力の高さを備えた人が、この概念でいう「できる人」になります。
反面、受験でどんなにいい成績が取れたとしても、その知識を応用できなければできる人にはなりません。
IT化が進み刻一刻と状況が変化する昨今。過去の事例にない新しい問題に直面したときに、試されるのはその人の地頭力であり、 たくさんの企業がそういう人材を求めているようです。
ここで重要な問いかけです。この地頭力、どのようにして養っていけばよいのでしょうか。
冒頭の文句が私の答えであり、ある分野で成功を修めた人は他の分野でも成功できる、ということです。
特にアメリカでは顕著ですが、serial entrepreneur という、立て続けに何個もの(成功する)ベンチャー企業を立ち上げる人がいます。一つの会社を軌道に乗せるのも大変なのに、彼らはどのように複数の企業を立ち上げているのか。地頭力という概念を解析するヒントになるのではないかと考えています。
正直に言うと、ずっとこの『ある分野で成功を修めた人は他の分野でも成功できる』をうまく説明する材料を探していました。やっとつい最近、いろいろな媒体でこの分野に触れたことで私の考えが纏まりつつありますので、文書に起こしてみようと思いました。
続く

2008年3月24日

自己啓発って言葉は印象が悪い

前回のエントリを読み返してみると、読みようによっては私が自己啓発セミナーに通っている印象を与えかねないと思い、補足します。
実際に行っているのは、ロジカルシンキングであったり、マーケティングコミュニケーションであったり、速読であったりとMBA寄りのビジネス研修の色合いが濃いものですので、誤解なきよう。
mixi日記とかでこういうネタを書くと、業者が良く飛んでくるんですよね。ブログは静かで良い感じです。

2008年3月24日

自己啓発も度が過ぎれば

巷では自己啓発が流行っていますが、度が過ぎてしまえば宗教やあやしいビジネスの匂いがしてくる気がします。
例えば。
スティーブン・R・コヴィー著のベストセラー「7つの習慣」は有名ですが、その内容をセミナー形式でコーチするジェームス・スキナーという方は定期的に泊り込み合宿を開催し、その中で受講者は火渡りなどの曲芸をやらされるそうです。 
また、ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」も知らない人はいない名著ではありますが、その日本代理店が販売する関連商材(速読関連)にあまりいい話は聞きません。数十万円の教材を売りつけられに勧誘もしつこいとか。
最後に、ロバート・キヨサキは有名な「金持ち父さん」で、日本に蔓延っていた不労所得=悪という考えを覆すような良書を書きましたが、その続編でネットワークビジネスを勧めている節があります。
上の三つを見ると、あれっと思う人は多いでしょう。
決して誤解してほしくないのは、彼らの本はさすがによく売れているだけあって、いいこともたくさん書いてあり学ぶべきことも多いです。
ただ、これはどんな情報源に対しても言えることではありますが、その情報の有用性は最後は自分で判断することが不可欠であり、決して鵜呑みにしないという覚悟が必要です。特に内容が自己啓発の場合は、評価基準が主観的要素に偏ってしまうので注意が必要です。
私も自己啓発のためにセミナーに行くことも増えてきましたが、たとえ内容が良くても無闇やたらに人に勧めたりはせずに、聞かれたときに答える程度に留めておこうと思います。相手が必要としていなければただの押し付けですし、判断基準がないまま取り組んでも満足感を得られるわけではありませんから。